目次

SWF Producer 操作モード        

アプリケーションモード

コマンドラインモード

一般変換パラメーター

SWF インターフェイスパラメーター

詳細変換パラメーター

制限事項

Flash (.swf) 動画の編集

 

 

CamStudio SWF Producer は AVI 動画を Flash (.swf) ファイルに変換します。Producer で AVI ファイルを SWF に変換すると、通常ファイルサイズは非常に小さくなり、インターネット上で配信することもできるようになるでしょう。 

 

SWF Producer は情報の欠落なしで AVI を Flash ファイルに変換します。つまり、画質やフレームレートの劣化はないということです。サイズの小さくフレームレートの高い AVI ファイルで、.swf  ファイルのサイズは元の AVI ファイルの 30% ほどです。大きなサイズの AVI ファイルでは、より劇的にファイルサイズは小さくなり、元の AVI ファイルの 5% ほどになることもあるでしょう。

 

さらに、CamStudio で生成した.swf ファイルを Flash MX の入れ物として読み込むこともできます。詳しくは、 Flash (.swf) 動画の編集 の項目をご覧ください。

 

 

 

 

SWF Producer は次の3つのモードで動作します。

1)     アプリケーションプログラムとして

2)     CamStudio Screen Recorder が Flash に直接記録する時、内部的に使用される

3)     コマンドラインプログラムとして(連続変換時に便利です)

 

 

1) アプリケーションモード

最初のモードは通常のプログラムとしての実行です。CamStudio Screen Recorder から Tools :: SWF Producer を選択して起動できますし、CamStudio をインストールしたディレクトリーの Producer.exe を単にダブルクリックしても起動します。

 

 

ファイルを変換するには ボタンをクリックしてください。変換する AVI ファイルの選択画面になります。続いて、変換パラメーターを設定するための、下のようなダイアログが表示されます。

 

 

         

 

 

          一般変換パラメーター

           

出力ファイル名 で、生成する .swf ファイル名を指定します。「変更」ボタンをクリックしてファイル名を変更できます。Producer は合わせて HTML ファイルも生成します。HTML ファイルは変換完了後に開かれ、生成した .swf ファイルをウェブブラウザーで確認できます。

 

            動画プロパティー で、Flash 動画の色表示モードを指定します。16 ビットおよび 32 ビットを指定できます。16 ビット動画の方がファイルサイズは小さくなりますが、画質に多少の影響があります。

 

            SWF Producer が AVI ファイルを変換する際、実際には AVI ファイルを再生し、固定の間隔で再度サンプリング・キャプチャーを行っています。 サンプリングレート は1秒間にサンプリングするフレーム数を表します。この値は、フラッシュ(.swf)動画の再生にも使用されます。値が大きいほどなめらかな再生ができますが、元の AVI にてそれほど高速な動作をしていない場合は、大きな値は必要ありません。

 

            Producer は一時圧縮アルゴリズムを使用して Flash 動画を生成します。領域の節約のため、サンプリング・キャプチャリングした全てのフレームを保存するわけではありません。代わりに、前のフレームとの間に違いがあるフレームだけが保存されます。このため、Producer は、差分フレーム(中間フレーム)数個おきに、定期的にフレーム全体(キーフレーム)を保存します。 キーフレーム率 はキーフレーム後の中間フレーム数を表します。通常、値が大きいほど高圧縮となります。

 

            AVI が音声を含む場合は、音声を Flash 動画に エンコード することもできます。圧縮なし(PCM)または圧縮あり(ADPCM)でのエンコードを選択できます。

 

 

ご注意

元 AVI の音声部が Flash と互換性のない形式(例:CCITT u-lawやCCITT A-law)で圧縮されていることがあります。このような場合、CamStudio Producer は一旦 PCM 形式に変換し、ADPCM の場合は再変換を試みます。 これらは音声を実際に Flash ファイルに保存する前に行われます。

 

時に、上記の音声変換処理に失敗することがあります。その際、「変換用に音声ファイルを開けませんでした」のようなエラーメッセージが表示されます。このような場合は、AVI ファイルの音声部をあらかじめ PCM 形式に変換しておくことで、問題を解決することができます。変換は、他社製の動画エディター(VirtualDub のような)を使うことで簡単にできます。

 

            振る舞いグループ

           

操作ボタンを追加 は、チェックされると、Flash 動画に再生、停止、一時停止ボタンを追加します。

 

繰り返し で、Flash 動画に再生後最初のフレームに戻るようになります。さもなければ、動画は最終フレームで停止します。

         

自動再生 では、Flash 動画が読み込まれたら自動的に再生されます。この項目が選択されない場合、おそらく Flash 動画に操作ボタンを追加する必要があるでしょう。さもなくば Flash 動画は最初のフレームで停止し、ユーザーが再生する手段が何もありません(再生ボタンがありません)。

 

繰り返し が選択され、 自動スタート が選択されない場合、Flash 動画は再生後最初のフレームに戻り、そこで停止します。

 

 

プリローダーと進捗バーを追加 チェックボックスは SWF ファイルに「Loading …  ッセージを追加します。下部の進捗バーが読み込みの完了した割合を示します。

 

          純粋な動画を生成 チェックボックスを選択すると、CamStudio はプリローダーや操作ボタンのない純粋な動画を生成します。この純粋な動画は Flash MX エディターにて読み込みや加工が可能です。

 

詳しくは、下記の Flash (.swf) 動画の編集 の項目をご参照ください。

 

SWF インターフェイスパラメーター

 

 

          このパネルでは、SWF の読み込み中に事前読み込みにて表示するメッセージをカスタマイズできます。既定のメッセージは「Loading …」ですが、他のビットマップを選択すれば、簡単に他の言語のメッセージに翻訳することができます。あるいは、読み込み中画像にあなたの企業ロゴを使用して、Flash ファイルにプロらしさをもたせることができるかもしれません。

 

            Flash Player が SWF ファイルの一部をダウンロードしたところで動画の再生が始まります。 事前読み込みのパーセンテージ が、再生開始前に読み込まれる動画の部分を示します。

 

            Flash ファイルの大きさを AVI 動画より大きくしたい場合に、動画の周り にゼロでない 幅と高さ の枠をつけることができます。 枠の既定色は白です。しかしながら、あなたの作ったコントローラー(特製の再生ボタンなど)と色を合わせる必要があるなら、 背景色」ボタンをクリックして枠の色を変えることもできます。

 

          コントローラーのインターフェイス画像の変更は、<CamStudioをインストールしたフォルダー>\controller ディレクトリーのビットマップファイルを編集することでできます。基のビットマップと同じ大きさの画像を使うようにしてください。そうでない場合は、 Controller.ini ファイル(\controller サブフォルダーにあります)をテキストエディターで編集する必要があります。

 

 

詳細変換パラメーター

 

 

メモリー管理 は不必要なメモリー使用を低減します。表示が終了したオブジェクト、フレームを開放することによってそれを実現します。しかしながら、それがため、「繰り返し」オプションが指定された動画では、再生が終了するたびにデータの再読み込みを行います。

 

AVIファイルが非常に大きい場合、CamStudio は全ての情報を一つの SWF ファイルに入れることができません。Flash プレイヤーの制限として、最大フレーム数が 16000フレームであるためです。この時、CamStudio は動画を幾つかの SWF ファイルに分割し、それらを連結します。配布時にはすべてのファイルをサーバーにアップロードする必要があります。 

 

もし、あなた自身で外部の SWF ファイルを作成し、SWF ファイルの読み込みおよび管理をする場合は、複数の SWF の連結 を選択しないことも可能です。その場合、あなたは Flash MX エディターでのアクションスクリプトの使用に経験があることと思いますので、このヘルプでは詳細はカバーしません。

 

 

 


2) CamStudio Screen Recorder からの内部的な使用    

CamStudio Recorder にて直接 Flash に記録する設定ができます。CamStudio Recorder の   ボタンで切り替えできます。

 

 

3) コマンドラインモード – サイレンスモード

Producer はコマンドライン(DOS プロンプト)で次のように入力することでも起動できます。

 

            Producer –b   filename.avi

 

            Producer がこのように実行されると、"filename.avi" が開かれ、AVI 動画が自動的に Flash ファイルに変換されて終了します。変換中にエラーメッセージが表示されたり HTML プレビューが表示されたりすることはありません。そのため、複数の AVI ファイルを Flash に変換するのに便利です。

 

            出力ファイル名は通常 filename.swf となり、 filename.avi と同じディレクトリーに保存されます。加えて、SWF ファイルをテストするための二つ目のファイル filename.swf.html も生成されます。

 

例えば、次のようなコマンドを実行するバッチファイルを作ることができます。

 

producer -b c:\folder1\demo1.avi

producer -b c:\folder2\demo2.avi

producer -b c:\folder3\demo3.avi

   

            このバッチファイルを実行すると、変換後に下記のようなファイルができあがります。

 

c:\folder1\demo1.swf

c:\folder1\demo1.swf.html

c:\folder2\demo2.swf

c:\folder2\demo2.swf.html

c:\folder3\demo3.swf

c:\folder3\demo3.swf.html

 

         

コマンドラインモードの上級者へ

          Producer.exe のあるディレクトリーに、テキストファイル CamStudio.Producer.param を置くことができます。Producer が -b オプションで実行されると、このファイルが検索されて既定のパラメーターをファイル内の値にて上書きします。このファイルの例は CamStudio のインストールされているディレクトリーにあります。

 

幾つかのパラメータについて

 

パラメーター、既定値

説明

Max_HalfKeyDepth = 15

キーフレームの割合  (5, 10 ,12, 15, 20)

FrameOffsetX = 0

指定した太さの枠を swf 動画の左右に追加 (0 から 200 までの値が有効)

FrameOffsetY = 0 

指定した太さの枠を swf 動画の上下に追加 (0 から 200 までの値が有効)

useAudio = 1

音声をエンコード (0 または 1)

useAudioCompression = 1 

0 è PCM, 1 è ADPCM

sampleFPS = 40 

サンプリングおよび再生レート (5, 10, 12, 15, 20, 25, 30, 35, 40)

convertBits = 16

16 または 32 ビット画像  (16 または 32 が有効)

NoLoop = 0

1は繰り返しなし 、0 は繰り返し再生

noAutoPlay = 0

1 は動画が最初のフレームで停止されています。0 は、動画が自動的に再生されます。

addControls = 0

動画に再生、停止、一時停止ボタンを追加します (1 または 0)

controlsHeight = 25 

操作バーの高さ

adpcmBPS = 5

音声を ADPCM に圧縮する場合の、圧縮ビット数。有効な値は 2, 3, 4 および 5 です (5 è 最小圧縮、最高画質 )

blocksize_x = 64

動画像が大きい場合、128 を使ってください。小さい場合、32 を推奨します。

blocksize_y = 64

動画像が大きい場合、128 を使ってください。小さい場合、32 を推奨します。

swfbar_red = 0

操作バーの赤色成分 (addControls = 1の場合)。 値は 0 から 255 です。

swfbar_green = 0

操作バーの緑色成分 (addControls = 1の場合)。値は 0 から 255 です。  

swfbar_blue = 255

操作バーの青色成分 (addControls = 1の場合)。値は 0 から 255 です。

swfbk_red = 255

背景の赤色成分 (FrameOffsetX が 0 以上の時のみ有効)。値は 0 から 255 です。

swfbk_green = 255

背景の緑色成分 (FrameOffsetX が 0 以上の時のみ有効)。値は 0 から 255 です。

swfbk_blue = 255

背景の青色成分 (FrameOffsetX が 0 以上の時のみ有効)。値は 0 から255 です。

swf_bits_per_sample = 16

swf_samples_per_seconds = 22050

swf_num_channels = 2

これらの値は AVI が PCM 以外の音声部を含む場合に適用されます。SWF Producer は音声を内部的に PCM に変換する際これらの値を使用し、その後必要に応じて音声の圧縮を行い、Flash ファイルへと保存します。

 

サンプルごとのビット数(有効な値は 8 または 16)

1秒当たりサンプル数(有効な値は 11025, 22050, 44100)

チャネル(有効な値は 1 : モノラル, 2 : ステレオ)

allowChaining = 1

AVI が大きく複数の SWF に分割する場合、再生後次の SWF を自動的に読み込むよう SWF ファイル同士を連結します。(値は 0 または 1)

freecharacter = 0

値が 1 の時、Flash Player の内部でごみ集めを行います。結果的にメモリーの使用量が改善します。(値は 0 または 1)

percentLoadedThreshold = 0.70

事前読み込みする動画の部分 (範囲は 0.1 から 1.0)

addPreloader = 1

Flash ファイルに事前読み込みと進捗バーを付加します。(値は 0 または 1)

produceRaw = 0

Flash MX エディターでの事後編集用に純粋な SWF ファイルを生成します。純粋な SWF ファイルの読み込みには通常「loadmovie」アクションスクリプト関数を使用できます。

 

 

 

 

 

ご注意: このファイルを編集する時はファイル内のパラメーターの順序を入れ替えたり、プロパティーを挿入したり削除したりはしないでください。等号の前後にも空白を付け加えないようにしてください。不正な値は Producer に予想外の動作を生むこともあります。

 

 

制限事項

SWF Producer はチュートリアルとして作成されたファイルの変換にもっとも効果的です。そのような AVI の特色は

 

1)     色数が限られている (つまり、グラデーション付き領域は少ない)。

2)     マウスの動作を除き、フレーム間の変化が少ない。

3)     完全な画質で保存されている(例えば、MS Video 1 コーデックで画質が 100 に設定されている)。

 

上記のような性質をもたない AVI ファイルでは、SWF Producer の圧縮アルゴリズムがうまく働かなかったり、場合によっては AVI ファイルよりも SWF ファイルのサイズが大きくなってしまう場合すらあります。

 

 

 

Flash (.swf) 動画の編集

(この項目はあなたが Flash MX の使い方をご存知なことを前提としています)

 

 

実際のところ、CamStudio で生成した .swf ファイルは Flash MX エディターの File : Import コマンドでインポートすることもできます。しかしながら、この方法はそれぞれのフレームを展開し、元の .swf ファイルの圧縮を取り除いてしまいます。

 

代わりに、loadmovie (アクションスクリプト関数)を使ってファイルを読み込んだり機能追加したりできます。 

 

これを実現するには、二つの flash ファイルを生成し、両方をウェブにアップロードする必要があります。最初のファイルは純粋な .swf 動画ファイルで、CamStudio Producer で下記のオプションによって生成したものです。

 

·        Flash MX エディターでの編集用に純粋な動画を生成

 

 

二番名のファイルは loadmovie 関数を使って最初のファイルを読み込む入れ物ファイルです。このファイルは Flash MX エディターを使って作られ、最初のファイルを操作するのに使われます。例えば:

 

Flash MX エディター内にて

 

1) 新しい Flash MX プロジェクトを開始します。

2) 空の動画クリップシンボルを作成します。

挿入 :: 新しいシンボル

を選択し、「動画クリップ」のラジオボタンを選択します。

            (このシンボルを以後「動画」と呼びます)           

3) シーンにシンボルをドラックし、活性化します。

ウィンドウ :: ライブラリー を選択し、シンボル「動画」をシーンにドラッグします。  

4) シーンにドラッグした「動画」インスタンスを選択し、下記のアクションスクリプトを追加します。(CamStudioで生成したファイルは「c:\\folder1」に「untitled.swf」と言う名前で保存されているものとします)

 

onClipEvent (load)

{

            this.loadMovie ("c:\folder1\untitled.swf", "");

}

 

5) Control-Enter を押して、動画をテストします。

6) .swf ファイルをエクスポートします。このファイルは untitled.swf の入れ物となります。

 

入れ物の .swf ファイルをアップロードする際は、もちろんアクションスクリプト内のフォルダーも例えば下記のように変更する必要があります。

 

this.loadMovie ("http://www.domain.com/flashmovie/untitled.swf", "");

 

あるいは、"untitled.swf" をパスを指定せずに使用し、untitled.swf を入れ物と同じフォルダーに置く方法もあります。

 

 

入れ物からの動画読み込みに成功したら、事前読み込み、再生・停止・一時停止の付いた操作バーなどを追加して発展させていくことができます。